燃料タンクからの燃料の漏れがひどいらしいタンクの板金修復を中心とした作業を実施しました。
全体的に燃料タンク周りの塗料のはがれからサビが浸食して、タンクの一部分から燃料がにじみ出ていたようです。
ラジエーターも汚れが激しく、交換とのご要望なのでそちらも新品にとりかえさせていただきました。
カワサキのホイールローダーKLD75ZWの後方部分修復はじめました。
ラジエーターや、オルタネーターも劣化し、中のフィンがかなり汚れていました。
中のエンジンオイルタンクのドレイン付近も腐食して、修復跡にコーキング材でくっつけた部分がありました。
いつ燃料漏れを起こすかわからないので燃料タンクもそっくり外しました。
この通り外し、板金・塗装し下塗りにさび止めを塗って取り付けます。また、この上のクッションも純正品ではなく、制作しコストを抑えました。
燃料タンクと外ボディの間の部品も腐食が激しく再利用することが困難なため、制作いたしました。
錆びてぼろぼろのものが
新品の部品と同等のように材料から設計し制作いたしました。なるべく費用を抑えるため、抑えのゴムは再利用させていただきました。
オイルタンクの付け根からオイル漏れ
オイルタンクのドレインにはコーキング材が塗布されていました。オイル漏れの原因である付け根のドレインのボルトを外すと、そこにはワッシャーが全くありませんでした。
ホイールローダーの板金塗装部分を組み上げていきます
後方中のボディもサビてぼろぼろだったので、新しいのと交換しました。
こちらは、純正部品や中古パーツよりもお安くするため、弊社が元のものから寸法を取り制作いたしました。
後ろの中は、フタしてしまうと外からは見えないので、わざわざ色を入れず塗料を使用し経費を抑えたいとのご要望なので、塗らずに設置いたしました。
※茶色の色は錆びないように「サビ止め」を塗っています。
下回りの燃料タンクも、板金塗装したので、設置しました。
これで燃料漏れがないと思います!
後ろから見ると少し茶色のボディが見えますが、気にしないということなので
このまま後ろのカバーを設置し、板金塗装+取り付けを終了しました!
板金塗装と取り付け完了
すべての板金塗装終了しました。
燃料タンクを板金するとなると溶接したりしなければなりません。
下手したら穴が開いてしまう恐れもありましたが、問題なく修復できました。
今回はご依頼ありがとうございました!
カワサキZV50の板金塗装
北海道は除雪シーズン前になると多くのホイールローダーが整備やバケットの塗装などで道路を走っています。
どうしてもフェンダー周りは塩害などの被害でサビが浸食してしまいます。そのため、多くの方が腐食防止のため、バケット塗装のついでに全塗装を依頼していただけることもあります。
どうしても夏季に砂利や土などで使用したバケットもキズが入ってしまい、そこからサビがはいります。
サビを落として再塗装するとサビの腐食が止まり、見た目もよくなり気持ちよく仕事ができます。
かなり腐食が進んだフェンダー周りですが、サビをしっかり落とし再塗装すると見た目もあまり気にならない出来になってきます。
冬の除雪のためにバケットを塗装すると雪の滑りが良くなるため、効率よく除雪作業をすることができるため、ホイールローダーでは冬季に差し掛かる前に綺麗にサビを落として再塗装します。